Career Path
先輩のキャリアパス紹介
「経験」を積み重ねて成長する。
先輩たちが歩んできたキャリアパスを紹介します。
「様々な経験を通じての人との出会いは、私の財産です」
社会福祉職
[入庁年度] 平成12年(採用23年目)
[現在の所属] 本庁 子ども室 家庭支援課
キャリアパス紹介
平成12年に入庁し、現在も本庁子ども室家庭支援課で活躍中の女性を例に、彼女のキャリアパスを通して、自分の未来像を描いてみてください。
入庁 平成12年
砂川福祉厚生センター
入庁当時は、未経験のことに対して「自信がない」「できるだろうか」と不安に思うことが多かったです。初めての職場で、障がい者支援施設の生活支援業務を経験し、人の命や生活そのものに関わる重みを知ったことは、その後どんな業務においても自分の基盤になっていると思います。
平成15年
子ども家庭センター(生活福祉課)
平成17年
子ども家庭センター(健全育成課)
平成18年
子ども家庭センター(地域相談課)
様々な業務や、たくさんの人との出会いが、自分を成長させてくれるものだと素直に実感でき、何事にも期待をもって挑戦できるようになりました。
平成20年
本庁 障がい保健福祉室
主査に昇任
昇任制度
昇任は勤務成績等を考慮した能力主義で行われます。平成23年
障がい者自立相談支援センター
平成26年
本庁 福祉総務課
初めての本庁業務では、当初は自信のなさも手伝って、「とにかく早く現場に帰りたい」と思うこともありましたが、社会福祉職として意見を求められる機会が多くあり、徐々に自分の知識や考え、問題意識を伝えることができるようになりました。社会福祉職だからこそ、施策のあり方や事業について現場での実践を踏まえた発信ができることを実感し、社会福祉職が行政で働くことの意味を強く意識するようになりました。
平成28年
厚生労働省 家庭福祉課
課長補佐に昇任
地域、ひいては社会の課題を解決し、当事者の環境を少しでもよくするためには、支援リソースを増やすことや制度を変えていくことも必要です。法律の改正や新たな制度を作る場に立ち会い、そこでこれまでの経験で把握した現場の実態、課題やニーズを積極的に発信しました。
厚生労働省への出向を経て
厚生労働省へ2年間出向し、児童福祉専門官として勤務しました。当初は緊張しましたが、福祉専門職としてこれまで経験したこと全てを活かそうと前向きに業務に取組み、法律の改正や新たな制度のスタートに伴うガイドライン作成、関係機関との調整、調査研究等に携わりました。現場の声を施策や制度に繋ぐ「ブリッジをかける役割」の大切さを実感し、新たな出会いにより視野も広がりました。得難い経験であり、自分自身のキャリア形成にも繋がりました。平成30年
子ども家庭センター(相談対応課)
再び子ども家庭センター(児童相談所)という現場に帰ってきました。法律や制度の改正が頻繁な児童福祉の分野で、厚生労働省で得た経験や知識を個別支援にも活かしながら、虐待対応の現場の臨場感に身を置き、改めて学ぶことの多い2年間でした。
令和2年
本庁 子ども室 家庭支援課
本庁の家庭支援課で、子ども家庭センター、女性相談センター(婦人相談所)を所管し、DV対策・女性保護・児童虐待対策に関する事業等を行っています。グループ長として、各センターの運営や事業の実施に関して担当者とともに課題を解決しながら進行管理にあたっていますが、チームとして仕事を進めることを心がけています。苦労を分かち合うのと同様に、懸案が解決する目処がたったとき、「よかった!」と喜びを分かちあう瞬間にやりがいを感じています。
先輩から皆さんへのメッセージ
仕事の魅力
「対人援助の仕事に正解やパターンはありません。人は思うようには動きませんし、経験則でうまくいくことばかりでもありません。常に自分の仕事を振り返り、よりよい支援がしたいというモチベーションを持ち続けることができます。経験を通して学び続けることができる仕事です」
メッセージ
「大阪府の福祉専門職は、障がい・生活保護・児童・女性保護等、様々な分野で対人援助の最前線、いわゆる「現場」を経験しながら、制度や施策の企画・立案にかかわる機会もあり、一人の専門職として成長できるチャンスが多いと感じています。関わる領域が幅広いことは、専門職としての引き出しを増やすことに繋がります。これから入庁される皆さんと、共に成長できることを楽しみにしています」