One day

ある日の職員の一日

実際に福祉専門職として働いている方々の
一日のスケジュールを確認してみましょう。

職員の一日

仕事内容

育成支援課は一時保護を経て、家に帰れない様々な事情がある子どもたちや、施設入所や里親委託になった子どもたちの家族との関係の調整や支援をしていく部署になります。その中の家庭移行チームに所属しており、主に未就学児(0歳~6歳)と里親委託になっている児童を担当しています。早期の家庭復帰や家庭的養育を目指し、面接や訪問、家族交流を重ね、児童が安心安全に、健やかに成長できるよう支援しています。

福祉の仕事を選んだきっかけ

福祉に興味を持ったのは、入院していた祖父が一時帰宅できずに亡くなったことがきっかけでした。自分に何かできることはなかったのかを模索していましたが、実習を通して特性を持った利用者さんとのやり取りの中で、障がい者福祉の分野に興味を持ちました。また、児童福祉の分野にも関わり、ボランティアで被虐待児と接する中で、やり取りや距離感に違和感があったことをよく覚えています。児童だけでなく家庭と関わり、より深く知りたいと感じました。二つの分野どちらにも携われる職場を考え、大阪府の福祉を選びました。

Q.1日のスケジュールはどのように管理していますか?

家庭や施設へ訪問する際は、電車での移動時間や、長引く可能性などを考慮しながら予定を決めます。1日予定が詰まっている日などは、1番最初の予定の前に、退庁するまでの時間配分や電車の時間なども事前に調べておくと管理しやすいです。相談相手によっては時間を長めに取ったりするなどの工夫もしています。他の予定に支障が出そうな場合は、どの案件を優先すべきかを見極めたうえで調整を行うようにしています。

Q.勤務体制について教えてください

基本の勤務体制は月~金曜日の9:15〜17:45まで、土日祝日は休みです。定時で退庁することがほとんどですが、相談相手の都合で残業することもあります。シフト制ではないですが、有給休暇なども取りやすい環境なので、予定がある際はスケジュールを調整して休暇制度の利用もしています。どの所属先も、休みは取りやすい職場でした。

Q.休みの日はどのように過ごしていますか?

仕事のことは忘れてゆっくり休むことが多いです。コロナ禍が収まってからは旅行に行くことが多いです。最近は同期と休みを合わせて旅行へ行きました。福祉の仕事はどの部署も大変なので、旅行では自然の中でBBQをして、リフレッシュしました。次は九州方面への旅行を計画しています!休みが終わったらしっかり仕事モードに切り替えます。

Q.退庁後はどのように過ごしていますか?

退庁後は家でリラックスして、その日の疲れを癒しています。ストレッチなどで、次の日の仕事に備えます。現在通勤時間が短く、プライベートの時間も確保できるので、学生時代に習っていた空手か、新たにテニスにチャレンジして、リフレッシュしようと考えています。先輩方の中にも、退庁後にスポーツをしたり、ジムに通って体を動かしている人がたくさんいます。

受験される方にひとこと

最初は大変ですが、最近は予想もしないことが起きても楽しむ余裕が出てきており、やりがいも感じています。支援は自分一人ではなくチームで行うため、あまり構えなくて大丈夫です。しんどい時は一緒に愚痴をこぼし合い、労い合い、また明日から頑張ろうと思える職場です。大変な中にも喜びや楽しさ、面白さを感じる瞬間はたくさんあります。みなさんとご一緒できることを楽しみにしております。就職活動や国家試験等、忙しい日々だと思いますが、お体大事にしてください。

職員の一日

仕事内容

虐待などを理由に家庭や民間の施設で生活するのが困難な子どもが生活する施設で、客観的に見て支援が必要な状況にある18歳までの子どもたちの生活支援を行いながら、生活の中で心理面接をしたり、児童の心理的な見立てを他の職員と共有したりしています。

福祉の仕事を選んだきっかけ

人の話を聞くのが好きでしたが、知識や技術がなければ表面的な理解に留まり、また時に状態を悪化させてしまうこともあると知り、専門的に学ぶことを志しました。理解し難い方をもっと理解したいという思いが大きかったように思います。卒業後は、精神科病院で臨床心理士として働いていましたが、来院される方のほとんどが幼少期の出来事が背景にあることが多く、子ども関係の仕事をやってみたいという好奇心から、新しい世界への興味もあって、転職を考えました。また、今後の収入面も考え、心理職でありながら安定した大阪府への入庁を決めました。

Q.大変な部分はどういったところですか?

相談機関であれば、面接の時間や場所を決めて支援を行いますが、ここでは交代で児童の生活の場に入って支援を行うので、トラブルが起きてもその時の勤務者だけで最後まで対応を続ける必要があります。それが面白さでもありますが、最初の頃は心細さと、自分の対応が正しいか不安を抱えながら過ごしました。特に夜間は日勤者から引継ぎを受けてから支援に入りますが、日中より職員数が少ないので、トラブルが起きた際は大変です。しかし、施設でしか取組むことができない「生活場面面接」を通して心理支援業務に携われることはやりがいでもあります。

Q.1日のスケジュール管理はどのように行っていますか?

基本的に宿泊棟に張りつけになるため、児童対応が最優先になります。その隙間時間に事務仕事などを行うことが多いです。全体のスケジュール表が事務所に掲示されているので、職員同士の状況を把握しながら、フォローし合っています。トラブルは毎日起こるので、他の方との連携が大事なポイントです。

Q.夜勤がありますがシフトはどのように組まれますか?

夜勤までの勤務は勤務開始時間が少しずつ遅くなるようにしています。日勤として朝9時から勤務した翌日は13時15分の遅出勤務を、その翌日は夜勤として16時45分から勤務して、夜勤明けは1~2日は休みがもらえるので、そこでリズムを整えて次の日勤に備えます。夜勤の際は緊張もありますが、フロアが落ち着いていれば仮眠や休憩をとれます。

受験される方にひとこと

心理職を志す方は給与よりもやりがい、面白さを求める方も多いですが、安定した給与はやはり大事です。なおかつ、生活支援にも心理職が入れる自治体は多くないと思います。大変なことも多いですが、それ以上にやりがい、手ごたえを感じやすい職場だと思います。心理職として最前線でやってみたい!という方はぜひ来てください。

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