One day
ある日の職員の一日
実際に福祉専門職として働いている方々の
一日のスケジュールを確認してみましょう。
[入庁年度] 平成28年(採用5年目)
[現在の所属] 子ども家庭センター
現在の詳しい仕事内容
様々な事情で家庭を離れなければならない子どもたちと、保護者を支援する仕事です。施設や里親さんの家で生活している子ども達がたくさんおり、保護者・関係機関と連携して、できる限り早期に家庭に戻れるよう支援しています。また、家庭引取りが困難な場合や、施設入所が長期になる場合には、特別養子縁組や里親委託を行い、子どもが健やかに成長できるよう支援しています。保護者の方や子ども達が目指す家族の形に近づけるよう、来所面接・家庭訪問・家族交流同席などを通して話し合ったり、関係機関と協働して支援を行っています。
福祉の仕事を選んだ理由
大学生の時に子ども家庭センターや児童自立支援施設で実習をさせて頂いたことがきっかけです。実習では、様々な背景ときっかけから、虐待や非行などの問題に繋がっていると学びました。その人やその家庭が持っている力を見つけ、引き出し、虐待や非行等の問題を解決していく支援者の方が、とてもかっこよく憧れました。私もいつかそんな支援者になりたいと思い、この仕事を選びました。
Q.予定が大幅にずれてしまった場合は、どのように対処していますか?
日々のスケジュールは面接や家庭訪問の予定により変動します。相手の方と電話で事前に確認し、予定を決定します。急遽予定が入った場合は、相手の方にご連絡を取り日程を再調整します。調整が難しい時はチーム対応なので、職員同士で連携し、サポートします。
Q.勤務体制について教えてください
基本の勤務体制は月~金の9:15〜17:45まで、土日・祝日は休みです。勤務中の休憩時間はその日によって変わります。年間数回、当直の勤務があります。当直の勤務は平日は20:15〜翌朝9:45、土日・祝日は9:30〜翌朝10:00までで、23:00〜6:00は休憩時間となります。
Q.休暇の活用の仕方は?
この部署は基本土日・祝日が休みなので、プライベートの予定も立てやすく、充実させることができます。また、夏期休暇や年次有給休暇もあり、有給休暇は一日単位ではなくても、例えば午前中を休みにして午後から出勤、のような利用法もあります。その他にも、結婚・出産などの特別休暇制度や、介護休暇などもあり、みなさん積極的に利用されています。
先輩にきくオフの過ごし方
入庁を考えている皆さんへ
[入庁年度] 平成30年(採用3年目)
[現在の所属] 砂川厚生福祉センター
現在の詳しい仕事内容
重度の知的障がいのある方が生活される入所施設で、利用者の方の食事・更衣・排泄といった生活に関する直接的な支援や、本人が混乱しないよう1日のスケジュールの伝え方を工夫したり、安心して活動に取組めるよう、環境調整を行うなどの支援をしています。発語がない方も多く、意思を汲み取るのは難しいですが、いかに穏やかにその人らしく過ごしてもらえるかを考え、職員全員が1つのチームとなって支援にあたっています。
福祉の仕事を選んだ理由
幼少期より、祖父母を含め、高齢の方と接することが多く、自然と高齢の方に携わる仕事がしたいと考えるようになりました。そこで福祉の学科に進学し、社会福祉士を志しました。福祉を学ぶ中で、児童分野といった他の分野にも幅広く興味を抱くようになり、様々な分野に配属される大阪府を志望しました。
Q.1日のスケジュール管理はどのように行っていますか?
1日の流れはある程度決まっています。ただ、対人支援なので、予定通りに進むことは多くありません。イレギュラーなことが起こったり、事務作業の時間でも必要があれば支援に向かうこともあります。チーム内で作業経過を共有し、交替制で作業することもあります。それでも調整がきかない時は昼休みも活用します。出来る限り時間内の作業を心がけていますが、就業時間後に行う事もあります。対人支援はその時の利用者さんの様子によって変わります。チームで連携を取って、うまくスケジュール内におさまるようにしていますが、どうしてもおさまらない時は、全体のスケジュールを後ろにずらすこともあります。
Q.休憩時間は?
立ち仕事なので、座っただけでもリフレッシュになります。ご飯を食べて、事務作業が残っている場合は、少しだけ仕事をすることもあります。
Q.出勤日のプライベートタイムは?
体力温存のため、帰宅後は夕食や入浴を済ませたら、寝ることが多いです。しっかり休息を取り、次の日の業務に備えます。