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先輩&後輩 対談
福祉専門職としてキャリアを積んでいる先輩と後輩の対談。
皆さんの就活に役立つ情報が隠されているかも?
1年目の職員と
2人の先輩職員に
語り合ってもらいました!!
大学卒業後はアパレルの仕事をしていましたが、コロナ禍で店舗が減り、将来を考えて手に職を持ちたいなと考えました。人の話を聞くことが好きで、一緒に考え導けるような仕事に就きたいと思い、大学では心理を専攻していて、専門学校へ通い、大阪府の社会福祉職を受験しました。
平成25年: 子ども家庭センター 生活福祉課
令和03年: 子ども家庭センター 相談対応課
令和3年7月~: 子ども家庭センター 育成支援課
令和04年: 子ども家庭センター 相談対応課
いろんな人の話を聞くことが好きだったので、困っていたり悩んでいたりする人達の話を聞き一緒に考え導けるような仕事に就きたいと考えていました。大学で福祉を専攻して発達や障がいについて学び、その学びを活かして仕事をしたいと考え、大阪府の社会福祉職を受験しました。
平成19年: 子ども家庭センター 地域相談
平成14年: 子ども家庭センター 虐待対応課
平成28年: 子ども家庭センター 相談対応課
人の心に興味があったので、学生時代は心理学を専攻していました。そのなかで人を形づくる要素は、生い立ちや成長過程、親子関係や周囲の環境など様々あることを知りました。福祉という視点であればその要素に少しでも作用できるのではないかと考え、志望しました。
職場の雰囲気を教えてください。
皆さん優しいです。1年目でわからないことだらけで、聞いて大丈夫なのかというような些細なことでも丁寧に教えてくださるのでなんでも言いやすい環境です。誰にでも聞くんですが、一番はジョブトレーナーのJさんに聞きます。
ずっと付きっ切りで一緒に動いていたしね。一番話しやすいポジションの人みたいな(笑)
本当にずっと一緒で…。面接とか訪問に一緒に行ったり、調査する時も不安な時は横で聞いてもらったり。他の細かい、出張や時間外の入力の仕方までも。
訪問に行く時車の中では、今回の面接こんな感じで行こか、みたいな打ち合わせしつつ。帰りの話題もその時の振り返りをしながら帰るね。結構違う話もしてるけど。
Nさんの同期は何人くらいいるん?
相談対応第一課には1人、二課には3人、センターの中だと10人くらいいます。
センターの中に7課あるから、全体の職員数だと100人以上いるけど、それだけ同期がいると心強いね。
そうですね!同じフロアの同期とはよく飲みに行きます!
新採(1年目)さん同士ってどんなこと話すん?
仕事の愚痴とか?(笑)
いや、私はそんなに仕事の話はしないんですけど…。困ってる状況になっている子の相談とかは結構聞きます。
仕事でなんかあったらその場で言ってるもんね。うまくいかないこととか、私も結構聞いてもらってるし。
嫌やなっておもったことこそ、すぐにみんなで共有しますよね!みんなで飲みに行ったときは仕事以外の話をして、モヤモヤは職場の中だけでって感じですよね。
前の飲み会では、上司のみなさんがしてくれたおもしろ話しか覚えてないです(笑)
1年目から見た先輩職員と先輩方から見た1年目職員はどんな感じですか?
Sさんはほんと、理想の上司!って感じで。聞いたら丁寧に教えてくれるし、聞いたことだけじゃなくて経過とか理由とか納得できる答えをくれるし、安心感しかない!Jさんはとにかく褒めてくれる!ちょっとしたことでも絶対に褒めて下さるからのびのび成長してます!
褒めて育てるっていいよね、自信にもつながるし。怒られると萎縮しちゃうしね。JさんはNさんのことどう思ってる?
優秀。褒めることしかないんですよね。仕事への向き合い方とか、学ぼうとする姿勢とか意欲が高くて、細かいことでもすごい聞いてくれるから、やりやすいし、それはNさんのいいところ。
毎年新規採用の方が入ってくる時、動きや指導を考えたりする中で、それぞれのいいところや課題点を見たりするんだけど。Nさんはすごく優秀で、礼儀作法とかのベースがしっかりしてるし、とにかく素直。子どもに対する話し方も丁寧で。そこにおごるのではなくて、色んなことを聞いて吸収して、細かいことでも確認を怠らないので、まだまだ伸びていく、素晴らしい人材だなと。
先輩たちの1年目はどんな感じでしたか?
年度途中の採用だったので、新規採用の集合研修もなかったし、ジョブトレーナー制度もない時代で、各課に総括も1人だったから。周りは忙しそうだったけど今みたいに気軽に聞けるような環境ではなかったよ。
すごい、大変だったんですね…。
上司や周りの人たちにも事情があったと思うけど、そういう経験があるから、新しく入ってくる人たちにはできる限り無理ないようフォローしたいと思ってるよ。
Jさんもジョブトレーナー制度はなかったんですか?
困っている時に相談できる先輩はいたよ。私は生活保護のケースワーカーとして入ったから少し動きが違っていて。配属されて出勤したら、机がメモだらけで。メモを見ながらとにかく一つずつ作業してましたね。基本は一人でやって、先輩を見ながら仕事を覚えて、どうしても支援が難しいケースはついてきてもらったかな。
今って一年目の職員に優しい環境になってるんですね。
成長を感じられたこと・職場に支えられたエピソードはありますか?
初めて一時保護になる子どものところに行かせてもらった時は、衝撃でした。虐待って本当にあるんだと改めて実感しました。
最初はみんなそう感じるかも。困ったこととかはあった?
面接は毎回困ってます!でも、面接前にある程度方向性を一緒に考えてくださるのでだいぶ慣れてはきました。それでも思うように行かないことが多いので、サポートに入ってくれてる時は安心しています。
困った時はどうしてるの?
大体2人で面接に入って、流れを確認して、Nさんに挑戦してもらうんですけど、思ってたよりまずいなって感じたらすぐに代わります。私も何かあれば、次長やSさんにすぐに聞いてるので、気負わずNさんと業務ができてます。
何かあったら絶対助けて下さる安心感があるので、Jさんがどうしても近くにいられない時は、他の先輩の方に聞いたり、アイコンタクトをとったり…。フォローされることがまだまだ多いのでがんばります!お二人は長く続けられてるんですけど、変わったこととかありますか?
人と関わる仕事だし、私自身私生活でも結婚とか子育てで環境も変わるから、それで当事者の見え方が変わってくることはあるよね。子どもがいない頃と比べると見え方が変わったこともあるし、その立場になってみないとわからないことの方が多いと思う。あとは、仕事の受け止め方とか、成長して考え方も変わっていくかな。
入ったばかりのころは不安だらけで、何をすればいいかもわからんから、周りを見て、真似して、毎日こなすので精一杯やったけど。その経験値とか研修制度とかでも知識を増やしつつ、それが自分の自信になってるって感じてる。私自身もまだ発展途上やしね。これから変わることもあると思う。
本当に学べる職場ですよね。
また大変な時はみんなでご飯いったりして息抜きしよう!
みんなでがんばっていこうね。
受験される方にひとことお願いします
本当にたくさんのことを学べて、経験できる職場だと思います。難しいことやわからないこともたくさんありますが、必ずチームで支援するので、1人にされることはなく、常に周りの方が助けてくれる温かい職場です。来年度皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしてます。
元々うまく伝えるのが得意な方ではなかったのですが、やっていくうちに、説明したり質問したりが日常的にあるので、日々の積み重ねでできるようになりました。不安はあると思いますが、仕事は始めたら、少しずつできるようになるので安心してください。人と話すのが嫌いじゃなければ大丈夫です。一緒に頑張りましょう。
福祉専門職ときくと、高度な専門性を求められているのではと尻込みするかもしれませんが、大丈夫です。私は一切何も知らずに飛び込みました。それでもなんとか働き続けられているので、知識や専門性は働きながらでも獲得できることだと思いますし、それは入庁後に一緒に考えますし教えます。必要なのは頭でっかちな知識ではなく、目の前の人に真摯に向き合う気持ちと力だと思うので、人が好きな方、いろんな人と出会いたい知りたいという好奇心旺盛な方、ぜひお待ちしています。